普段の業務でよく使うエクセルだからこそ、自分の使いやすいように環境を整えておきたいですよね。その環境を整える方法のひとつに、アドインの導入があります。
アドインとは、簡単に言えばエクセルに便利な機能を追加できるプログラムです。たとえば、エクセルに入力された住所から郵便番号を自動的に表示したり、分析を便利にしてくれるアドインなどがあります。このようなアドインはマイクロソフトの公式サイトや、企業や個人のウェブサイトで配布されています。
しかし、いくつか問題点もあり、マイクロソフトの公式サイトは使い勝手が良いわけではなく、企業や個人が配布するアドインには、まれにウィルスやスパイウェア等が入り込んでいることもあり、使用するにあたっては信用できるかどうかを考えなければなりません。
それでも、アドインの利便性は見逃せません。そこでオススメするのが、エクセルの「挿入タブ」にある「ストア」です。
「ストア」を使うと、アドインを始めとして、エクセルを便利にするアプリを簡単に利用できるようになります。Excel2013の「ストア」の使い方を見ていきましょう。
エクセルを便利にするアプリが満載のストア
リボンの「挿入」タブ内、「アプリ」項目にストアボタンがあります。
その下の「個人用アプリ」から既に持っているExcelアプリを選ぶこともできます。
ストアを選ぶと小さなウィンドウがポップアップします。
カテゴリ別にソートされているほか、検索も使用できるので欲しいアプリを探しやすいと思います。
通常のウィンドウと同じように四隅や角を引っ張ってサイズを変更できるので、小さい場合は広げると見やすくなります。
エクセルストアで配信されているアプリは、Microsoft以外の会社や個人が作成・販売するサードパーティのものになります。
会社や個人がエクセルストアにアプリを置くには、審査が必要となり、ある程度の安全性が担保されていますが、使用する場合「どんなことができるか」をきちんと確認し、信頼できると判断したもののみ追加するようにしてください。
追加したアプリを使って作業を行います。
不要になったアプリの削除方法
「個人用アプリ」をクリックしてインストール済みのエクセルアプリを表示します。
アプリにマウスカーソルを重ねると、右上に「…」マークが表示されるのでクリックします。
プルダウンメニューの中から「削除」を選びます。
一覧から消した後も作業ウィンドウ内にアプリが残っている場合は次の作業を行います。
「ファイル」から「ブックの検査」を選び、「ドキュメント検査」を実施します。
この作業で削除したデータは復元できない可能性があるため、このようなポップアップが出ます。
「はい」を選ぶと現在のブックを一旦保存します。バックアップ用です。
「いいえ」を選ぶとバックアップをスキップします。
「コンテンツアプリ」と「作業ウィンドウアプリ」を検査します。他の項目も気になる場合は、一緒に検査すると手間が省けます。
コンテンツアプリが見つかりました。
「すべて置換」をクリックすると、作業ウィンドウ内に開いているアプリが画像に置換されます。
一見、変化があるようには思えませんが、1枚の画像に置き換わっています。クリックしても作業はできません。
不要な場合は切り取りなどを使用して消してしまうこともできます。
オンラインテンプレートも活用しよう
エクセルで「新規」にブックを作成する際、ネットを介して「オンラインテンプレート」から綺麗にレイアウトされたテンプレートを適用することができます。
検索窓のすぐ下からカテゴリを選ぶこともできるので、目的に合ったテンプレートを探してみてください。
また、エクセル、ワード、パワーポイント用のオンラインテンプレートはOfficeのウェブサイトでも配信されています。
こちらも一度覗いてみてください。もしかしたら「この資料はエクセルよりパワーポイントを使ったほうが良いかも」といった発見もあるかもしれません。